【写真:Getty Images】
2027年1月にサウジアラビアで開催予定のAFCアジアカップ2027について、アジアサッカー連盟(AFC)のサルマン・ビン・イブラヒム・アル・ハリファ会長が、2028年に1年間延期する可能性に言及した。サウジアラビア紙『Sada』が現地時間15日に報じている。
サウジ開催に世界各国から安全面への懸念
アジアカップ2027は、2027年1月7日から2月5日にかけて、リヤド、ジッダ、アル・コバールの3都市で開催される。日本代表を含む24チームが参加する予定だ。しかし、開催国サウジアラビアでは治安情勢が悪化しており、大会の安全性に対する懸念が広がっている。
サウジアラビア紙『Okaz』によると、10日にはイエメンの武装組織フーシ派が首都リヤドのキング・ハーリド国際空港を攻撃。空港の旅客ターミナルが被害を受け、民間人に死傷者が出た。大会開幕まで3か月を切るなか、開催への影響が注目されている。
こうした状況を受け、サルマン会長は大会延期の可能性について言及。『Sada』によると、「必要であれば、アジアカップを2028年に1年間延期することもできる」と述べ、2027年1月の開催にこだわらない姿勢を示した。
さらに、今後の判断については「11月末まで待つことができる。地域の情勢は良い方向にも悪い方向にも急速に変化する可能性があり、何が起きるかを見守る必要がある」と説明。一方で、「現時点ではすべてが予定通りに進んでいる」とも強調している。
また、『Okaz』も15日、サルマン会長の別のコメントを報道。同会長はサウジアラビアでの開催準備について、「承認された計画とスケジュールに沿って進んでいる」と説明した。さらに、「現時点では既存の計画を変更する必要がある新たな事態はない」と述べ、現段階で大会日程を変更する考えはないことを明らかにしている。
その一方で、将来的に状況が変化した場合には、大会の継続と成功を確保するため、あらゆる選択肢を検討する姿勢も示した。大会の開催が迫るなか、11月末に向けた情勢の変化とAFCの対応が注目される。
2028年への延期はあくまで可能性の段階であり、正式な決定ではない。なお、日本代表は森保一監督が2027年アジアカップまで指揮を執り、同年3月から大岩剛監督が後任に就くことが決まっている。仮に大会が1年延期されれば、監督交代の時期や指揮体制にも影響が及ぶ可能性があり、今後のAFCの判断が注目される。