国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、FIFA評議会で一連の問題について謝罪した。一方、イングランドサッカー協会(FA)のデビー・ヒューイット会長は、インファンティーノ氏がFIFA会長にふさわしい人物なのか疑問を呈している。英メディア『BBC』が15日に報じた。
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FA会長がジャンニ・インファンティーノ会長を批判
問題となっているのは、FIFAの商業権の一部を民間の投資会社に提供する構想「FIFA Forward Enterprise(FFE)」だ。この提案は発表から数日以内に撤回されたものの、関係者への説明や情報共有の不足をめぐり、批判が広がっていた。
チューリッヒで開かれたFIFA評議会では、FFEをめぐる問題のほか、アメリカ代表FWフォラリン・バログンの退場処分、そしてドナルド・トランプ米大統領に授与されたFIFA平和賞などが議題となった。
インファンティーノ氏はビデオメッセージを通じ、コミュニケーションや関係者との協議に不備があったことを認め、謝罪した。そのうえで、FFEは決定事項ではなく、加盟協会への投資をさらに拡大することを目的とした提案だったと説明。評議会からの質問には、書面で回答する意向を示した。
しかし、ヒューイット氏は、提案に関する資料が共有されず、質問にも十分な回答がなかったと批判した。
「彼は質問に答えなければなりません。もし答えないのであれば、FIFA会長にふさわしいとは言えません。それが会議で共有された意見でした」
欧州サッカー連盟(UEFA)も引き続き批判的な姿勢を示しており、FFEに関する文書の開示を求め、アメリカの3つの裁判所で申し立てを行っている。また、インファンティーノ氏に辞任を求めてきた。
FIFAは平和賞の選考過程についても、社会問題を扱う委員会による調査を実施し、12月に報告する予定だ。また、バログンの退場処分については、トランプ大統領からの要請を受けて出場停止処分が一時停止された。FIFAは、レッドカードによる自動的な1試合出場停止を取り消せないよう、規律規定の改正も検討している。
インファンティーノ氏は2027年3月の会長選挙で3期目を目指す意向だが、現時点で有力な対抗馬は現れていない。ヒューイット氏は、次期会長にはサッカー界をまとめ、改革を進められる人物が必要だとの考えを示している。
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