【写真:Getty Images】
スペイン・ラ・リーガ第10節、バルセロナ対レアル・マドリードの試合が現地時間25日に行われ、マドリーが2-1で勝利した。FWキリアン・エムバペの2ゴールで宿敵を撃破し、首位との勝ち点差を3に縮めている。スペイン紙『AS』は同日、「マドリーはここにいる」と題して、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチームの戦いぶりを高く評価した。
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宿敵バルサ撃破にスペイン紙が絶賛
マドリーは41分、FWヤン・ディオマンデのクロスを相手DFジェラール・マルティンがクリアしようとしたところ、エムバペに当たって先制。61分にはFWラフィーニャに同点ゴールを許したが、87分に途中出場のMFエドゥアルド・カマヴィンガの折り返しからエムバペが決勝点を決めた。
『AS』は、エムバペの2得点だけではマドリーの勝因を十分に説明できないと指摘。MFオーレリアン・チュアメニの献身的な守備、DFマルク・ククレジャによるFWラミン・ヤマルへの対応、ディオマンデの推進力などを評価した。GKティボー・クルトワの欠場で急きょ出場したアンドリー・ルニンの好守にも触れ、チーム全体の組織力と粘り強さを称えている。
モウリーニョ監督の采配も注目を集めた。別の『AS』の論評では「モウリーニョの戦術的な一撃」と題し、MFベルナルド・シウバをチュアメニとともに中盤で起用した判断を評価。バルセロナのプレスをかわし、守備の背後に生まれるスペースを効果的に突いたと分析した。終盤に投入したカマヴィンガが決勝点をお膳立てしたことも、指揮官の采配が結果に結びついた場面だった。
一方、現地紙『Mundo Deportivo』も「マドリーは精度を欠いたバルセロナを封じ込めた」と指摘。モウリーニョ監督が予想以上に攻撃的な中盤を採用し、互角に渡り合ったと評価している。バルセロナについては中盤が普段の鋭さや正確性を欠き、本来の支配的なサッカーを展開できなかったと厳しく分析した。
さらにカタルーニャ紙『ARA』は、マドリーを決して侮ってはいけないと強調。モウリーニョ監督率いるチームを、最初はおとなしい子羊のように見えながら、その正体は相手の隙を突く狼だったと例えた。バルセロナが後半に勢いを取り戻したにもかかわらず、最後の速攻で勝利を奪われた展開に、マドリーの勝負強さを見いだしている。
開幕9連勝中だったバルセロナに今季リーグ初黒星をつけ、優勝争いに踏みとどまったマドリー。『AS』は記事の最後を「疑うな。マドリーを疑うな。リーガの戦いはまだ続いている」と締めくくった。宿敵の本拠地でつかんだ勝利は、モウリーニョ体制への評価を大きく高める結果となった。