【写真:Getty Images】
スペイン・ラ・リーガ第10節、バルセロナ対レアル・マドリードの試合が現地時間25日に行われ、マドリーが2-1で勝利した。13年ぶりに宿敵との伝統の一戦「エル・クラシコ」を制したジョゼ・モウリーニョ監督は、試合後の記者会見でも歯に衣着せぬ発言を連発。「VARは眠っていた」と判定に苦言を呈したほか、バルセロナのFWラミン・ヤマルや報道陣にも言及した。スペイン紙『AS』が伝えている。
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モウリーニョ節炸裂
マドリーはFWキリアン・エムバペのゴールで先制し、61分にFWラフィーニャに追いつかれたものの、87分にエムバペが決勝点を記録。開幕9連勝中だったバルセロナに今季リーグ初黒星をつけ、首位との勝ち点差を3に縮めた。
モウリーニョ監督は「選手たちは素晴らしい試合をした。非常に組織的で、集中力があり、強い精神力を示してくれた」と称賛。さらに「主審は素晴らしい試合をした」と評価した一方、「60分のVARは眠っていた」と不満を口にした。バルセロナのDFジョアン・カンセロによるFWヤン・ディオマンデへのプレーについて、「明らかなレッドカードだ。試合に大きな影響を及ぼしかねない判定だった」と主張し、VARの判断を批判した。
ヤマルについても「彼は非常に優れた選手だ。だが、優れているだけでなく賢くもある」と言及。続けて「彼はククレジャにイエローカードを出させようと、あらゆることを試みていた」と指摘した。そのうえで「ククレジャはよく耐えてくれた」と評価し、ディオマンデによる守備のサポートも称えた。
報道陣にも鋭い言葉を向けた。GKティボー・クルトワに代わって出場したアンドリー・ルニンについて、「君たちはもう2つ質問をしたが、ルニンについては何も聞いていない」と切り出すと、「もし彼のミスで負けていたら、最初か2番目の質問はルニンについてだっただろう」と皮肉った。
また、ルニンには「君はベンチに座るためではなく、プレーするために練習しているんだ。行ってプレーしてこい」と伝えたことを明かした。さらに「我々には世界最高のGKがいる。だが、今日はクルトワが出られないことを誰も嘆かなかった」と述べ、チームの選手層と結束力を強調している。
采配についても自信をのぞかせた。80分に投入したMFエドゥアルド・カマヴィンガが決勝点をお膳立てしたことについて、「交代をしたくても、ベンチを見れば解決策がなく、苦しんでいる監督もいる。だが、私には豊富な選択肢がある」とコメント。バルセロナがフレンキー・デ・ヨングを投入し、ベルナルド・シウバも守備で消耗していたことから、「試合には走力が必要だった」と説明した。カマヴィンガには「空いたスペースを攻めるように伝えた」と、交代の意図も明かしている。
一方、指揮官自身の采配も勝因だったのではないかと問われると、「いや、違う。選手たちのおかげだ」と即答。「ピッチでプレーすることは、ベンチで決断を下すことよりもはるかに難しい。選手たちは称賛に値する」と、功績を選手たちに譲った。
そして、クラシコ勝利にも「選手たちを浮かれさせるつもりはない」と気を引き締めた。「今日勝っても、次で負ければ、今回の勝利は意味がない」と警告し、最後は「レアル・マドリードはカンプ・ノウで勝つためではなく、リーグ優勝するために戦っている。我々は前進しなければならない」と強調した。宿敵撃破の喜びの中でも、モウリーニョ節は健在だった。