【写真:Getty Images】
明治安田J1リーグ2026/27シーズンは、11月1日までに第13節の全10試合が終了した。全38試合の約3分の1を消化し、FC東京が勝ち点30で首位に立っている。2位サンフレッチェ広島が同29、3位FC町田ゼルビアと4位柏レイソルが同28、5位ヴィッセル神戸が同26で続いており、上位5クラブが例年以上のハイペースで勝ち点を積み重ねている。
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5位でも昨季同時期の首位を上回る勝ち点
今季の上位争いは、過去のシーズンと比較するとその特徴がより鮮明になる。2025シーズンの第13節終了時点では、鹿島アントラーズが勝ち点25で首位に立ち、2位柏が同24、3位京都サンガF.C.も同24だった。さらに4位浦和レッズは22、5位清水エスパルスは21。つまり、今季は5位神戸の勝ち点26が、昨季の同時期に首位だった鹿島を上回っている。
2024シーズンも同様だ。第13節終了時点では神戸と町田が勝ち点26で並び、得失点差で神戸が首位。3位鹿島が23、4位FC東京が22、5位ガンバ大阪が21で続いていた。今季は5位神戸が、2年前の首位と同じ勝ち点に到達している。
では、今季の優勝ラインはどこまで上がるのだろうか。直近2シーズンを振り返ると、2024年は神戸が38試合で勝ち点72を獲得して優勝。2025年は鹿島が同76で頂点に立ち、勝ち点75の柏をわずか1ポイント差で振り切った。いずれも70ポイント台で優勝が決まっている。
一方、今季の上位5クラブが現在の勝ち点獲得ペースを38試合終了時点まで維持した場合、首位FC東京は約88ポイント、2位広島は約85ポイント、3位町田と4位柏は約82ポイントとなる。5位神戸も76ポイントに到達する計算で、昨季優勝した鹿島の最終勝ち点に並ぶペースだ。
ただし、今後は過密日程が優勝争いに影響する可能性もある。現在の上位5クラブのうち、柏と神戸はAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、町田はAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に参戦。さらに3クラブはいずれもルヴァンカップで準々決勝に勝ち残っており、11月11日と15日にホーム&アウェイでの2試合を控えている。
一方、首位FC東京と2位広島はACLE、ACL2のいずれにも出場しておらず、ルヴァンカップもすでに敗退している。ただし、天皇杯では上位5クラブすべてがベスト16に進出しており、12月9日に4回戦を戦う。勝ち進んだ場合は年末にかけて試合が続くため、各クラブにとって選手のコンディション管理やターンオーバーも重要になりそうだ。
そのため、残り25試合で現在の勢いが続くとは限らない。さらに、現時点の上位5クラブ同士の直接対決は全20試合のうち6試合しか終了しておらず、残り14試合を控えている。 特に2位広島は他の上位4クラブとまだ対戦しておらず、11月8日の町田戦を皮切りに直接対決が続く。また、昨季王者の鹿島も勝ち点23で6位につけており、次節のFC東京との試合次第で上位陣の順位が入れ替わる可能性もある状況だ。
今後の直接対決や過密日程によって勝ち点獲得ペースが変化する可能性もあるが、このまま上位陣が勝ち点を積み重ねた場合、今季は80ポイント台が優勝争いの目安となることも考えられる。首位FC東京から5位神戸までわずか4ポイント差という混戦のなか、今後の優勝争いに注目が集まる。