マンチェスター・ユナイテッドで選手兼コーチを務めるMFライアン・ギグス(39)と同クラブ元主将で現イングランド代表コーチのガリー・ネビル(38)が今年12月、昨年行われたロンドン五輪のメーン会場に隣接する欧州最大級のショッピングセンター「ウェストフィールド」に「カフェ・フットボール」を開業することが明らかとなった。地元紙イブニング・スタンダード紙が報じた。
140席の大型カフェはサッカーに関連した内装や飲食物となっており、メニューはミシェラン2つ星シェフ、マイケル・ウィグノール氏が担当。スタジアムの売店で目にするバーガーやパイなどが一流シェフの手によって提供される。
ギグスが「サッカーファンに親しまれる楽しいカフェにしたい」と語ると、ネビルは「サッカーの情熱を注ぎ込み、カフェを成功させたい」と意気込んだ。また、両氏はカフェについて「着想の源はサッカーであり、サッカー文化を提供する」と説明している。
一方、元イングランド代表主将のデビッド・ベッカム(38)も今年、英一流シェフ、ゴードン・ラムジー氏と共同でロンドン市内に「ユニオン・ストリート・カフェ」をオープンし、話題を集めた。ベッカムはACミラン在籍時(2009、10年)に半年間、趣味が高じて料理学校に通ったエピソードも明かしており、得意料理はミラネーゼ・リゾットだという。
古くから英国料理は 俗に「マズい」ことで有名だが、こうしたサッカー選手の活動が食文化やイメージの改善に大きく貢献するかもしれない。
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