マンチェスター・ユナイテッドにとって今シーズンの4位以内は至上命題となるようだ。17日、英放送局『BBC』が伝えている。

　現在ユナイテッドはユニフォームサプライヤーであるアディダスと年間7500万ポンドの10年契約、総額7億5000万ポンド（約1450億円）の契約を結んでいる。今シーズンはその2シーズン目を迎えている。

　昨シーズン5位に終わったユナイテッドは今シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）出場権を逃したが、来シーズンのCL出場権を逃した場合、アディダスから支払われる額が減額になるということだ。

　ユナイテッドの最高財務責任者であるクリフ・ベイティは「もし我々が2シーズンCL出場権を逃した場合の条項がアディダスとの契約にある」「例えば1年間で95億円受け取れるとしたら、29億円を受け取ることができない」と述べ、およそ30パーセントの減額になることを明かしている。

　CL出場権の喪失はすでにユナイテッドの経営に影響をもたらしている。9月30日までの第一四半期の収入は2.8パーセント減、さらに試合日当日の収入も32.3パーセント減少しているとのこと。これはホームゲームが3試合昨シーズンから減ったことによる。

　エド・ウッドワードCEOも「第一四半期の財務状況の結果はCLに参加していないことを反映している」と認めている。

　クラブ経営のためにもCL出場権を確保したいユナイテッドは現在CL出場権を得られる4位アーセナルと勝ち点差6の6位に付けている。今節ではそのアーセナルと対戦をする。

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