ルチアーノ・スパレッティ氏【写真:Getty Images】
インテルの新指揮官に就任することが濃厚とみられていたルチアーノ・スパレッティ氏は、就任が事実上決まったことを認めた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが伝えている。
インテルは2016/17シーズンに3度の監督交代を行い、最後はユースチームを率いていたステファノ・ヴェッキ監督が暫定的にトップチームを率いる形でシーズンを終えた。新シーズンに向けては、ローマを去ることが発表されたスパレッティ氏の就任が合意に達したと報じられていた。
報道によれば、スパレッティ氏は6日朝にインテルのピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)とともにミラノのマルペンサ空港に姿を見せ、中国の南京へ向かう飛行機に乗ったとのこと。中国でインテルのオーナーである蘇寧グループの首脳陣と会談することが見込まれている。
スパレッティ氏は空港で、「インテルの監督になることができて嬉しい」と就任を認め、契約のサインについても「全て順調」とコメント。アウジリオSDも「我々は(新監督候補として)スパレッティのことだけを考えてきた。正式発表を待つだけだ」とコメントしたことが伝えられている。
スパレッティ氏は2015/16シーズンの途中でローマ監督に就任し、シーズンを3位で終了。2016/17シーズンはセリエA優勝こそ逃したものの、クラブ史上最多の勝ち点数と得点数を記録する好成績を残した。シーズン終了後の先月30日には退任が発表された。
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