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クラシコ完敗でレアルの補強プランに変更も? 新戦力狙うポジションは…

text by 編集部 photo by Getty Images

ジネディーヌ・ジダン
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】

 バルセロナとの“エル・クラシコ”で手痛い敗戦を喫したことは、レアル・マドリーの1月の補強プランにも影響を与えることになるかもしれない。スペイン紙『マルカ』や『アス』が見通しを述べている。

 マドリーは現地時間23日に行われたリーガエスパニョーラ第17節の試合でバルサと対戦し、ホームで0-3の完敗に終わった。1試合を多く残してはいるが、首位のバルサとの勝ち点差は14ポイントにまで広がり、リーガ連覇に向けた状況はきわめて厳しいものとなった。この結果を受け、冬の移籍市場での補強方針も修正を強いられる可能性があるという見通しが伝えられている。

『アス』によれば、今季の冬の移籍市場では、アスレティック・ビルバオのスペイン代表GKケパ・アリサバラガを獲得することがマドリーの唯一の補強プランだった。マドリーは年が明け次第、契約解除金2000万ユーロ(約26億9000万円)を支払って23歳の新守護神を迎え入れることが見込まれている。

 だが、FWカリム・ベンゼマがクラシコでも“不発”に終わったことで、マドリーは新たなストライカーの獲得を考えるのではないかとの見方もある。ベンゼマは今季リーガでわずか2得点、2017年を通して公式戦14得点にとどまり、「レアル・マドリーの“9番”にはふさわしくない数字」だと『アス』は評している。

 FWの新戦力候補としては、インテルのFWマウロ・イカルディやRBライプツィヒのティモ・ヴェルナーの名前を挙げながらも、「1月にそれほど高額の選手を獲得することは計画されていない」とのこと。来夏の本格的な補強を見据えつつ、冬にはより安価な選手を獲得する可能性があるのではないかとの予想だ。

 一方『マルカ』も、バルサに大きく引き離されたことが「補強の動きを速める」との見方を伝えた。ジネディーヌ・ジダン監督はFWの補強を望んではいないとしつつ、FWやCBなどのポジションで「興味深い選手が出てくれば迷わず移籍市場に向かうだろう」と同紙は記している。

【了】

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