レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、以前から関心が噂されているトッテナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを獲得するため、トレード要員としてFWガレス・ベイルの譲渡を提案する見通しだという。英紙『エクスプレス』が伝えている。
2013年にトッテナムからマドリーへ移籍したベイル。これまでにスペインで通算100ゴール以上を記録し、4回のチャンピオンズリーグ優勝などのタイトル獲得に大きく貢献してきた。
だが、ユベントスへ移籍したクリスティアーノ・ロナウドに代わる新エース候補として期待された今季のパフォーマンスには、フロレンティーノ・ペレス会長は満足していないとみられる。スペイン『アス』紙は、同会長が今季終了後のベイル放出を決断したと報じていた。
ベイルには古巣であるトッテナムの他、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍の可能性もたびたび噂されてきた。だがユナイテッドから同選手への関心は薄れたようで、トッテナム復帰が有力な選択肢に浮上したとみられている。
マドリーはエリクセンを獲得するため、ベイルの放出に加えて5000万ポンド(約73億9000万円)を支払うというオファーを準備しているとエクスプレス紙は伝えている。
6年前にマドリーに加入した際には当時の移籍金のサッカー界史上最高額を更新したベイルだが、現在ではその市場価値は大幅に下落したとみられる。英紙『ミラー』がデータサイト『transfermarkt』のデータを用いて伝えたところによれば、2013年に移籍金9000万ポンド(約133億円)だったベイルの現在の価値は6300万ポンド(約93億円)と試算されている。
【了】