ロイヤル・アントワープの三好康児【写真:Getty Images】
ベルギー1部リーグ第15節のロイヤル・アントワープ対クラブ・ブルージュ戦が現地時間15日に行われ、ホームのアントワープが2-1で勝利を収めた。アントワープのMF三好康児は移籍後初先発に起用され、73分に交代するまでプレーしている。
今季加入したアントワープでここまで6試合に出場していたが、全て後半途中からの交代出場にとどまっていた三好。今節はケビン・ミララスの代役となる形で、前節まで無敗で首位を走っていた強豪チーム相手に先発出場を果たした。
前半にはクラブ・ブルージュが1点をリードして折り返したが、後半立ち上がりにはエリア内で三好からのパスを受けたFWディウメルシ・ムボカニが突破を図って倒されPKを獲得。ムボカニが自ら決めて同点とした。
さらに64分、左サイドを突破したFWディディエ・ラムケル・ゼが深い位置から入れたクロスに三好が飛び込む。DFがクリアを試みたボールはGKシモン・ミニョレの体に当たってオウンゴールとなったが、三好の飛び込みが呼び込んだ決勝ゴールとなった。
地元紙『ガゼット・ファン・アントウェルペン』では三好のパフォーマンスに採点「7」をつけた。「初先発のチャンスをしっかりと掴んだ。前半にはアントワープの狙いのあるプレー全てに絡んでいた」と評し、得点も含めた多くのチャンスに絡んだと述べている。
今季初黒星を喫したクラブ・ブルージュも公式ウェブサイトのマッチレポートで日本人MFを称賛。「三好康児は特に危険な存在になった」と名前を挙げ、シュートやチャンスメークでゴールを脅かしていたことに言及している。
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