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マンCからゴール奪った4部FWがご満悦。約半年前の大胆発言をビッグマウスではなかったと証明【FA杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

トム・ポープ
トム・ポープ【写真:Getty Images】

【マンチェスター・シティ 4-1 ポート・ヴェイル FAカップ3回戦】

 FAカップ3回戦のマンチェスター・シティ対ポート・ヴェイルが現地時間4日に行われた。試合は4-1でホームのシティが順当に勝利を収めたが、ポート・ヴェイルのスコアラーの“有言実行”が話題になっている。英『ザ・サン』などが取り上げた。

 4部のポート・ヴェイルは1点ビハインドで迎えた35分、右からのクロスにトム・ポープが合わせて1-1とした。その後の3失点で波乱は起こらなかったものの、ゴールを決めたポープは宣言通りに結果を残している。

 34歳のポープは、イングランドの3部と4部を主戦場としてきたアタッカー。普段大きな注目を集めることはない。そんな彼は昨年6月、UEFAネーションズリーグ準決勝でイングランド代表がオランダ代表に1-3で敗れたあと、シティのDFジョン・ストーンズについて、自身のSNSで触れていた。

「イングランド代表の試合をハイライトで見た。自分は4部の選手で、彼がイングランド代表の選手だということは分かっている。彼が週給15万ポンド(約2100万円)の選手で、僕よりはるかに優れていることは分かっている。ただ、毎週彼と対戦したい。そうすれば、1シーズンに40ゴールは決められるよ!」

 それから約7ヶ月後、実際にストーンズと対戦することになったポープ。ゴールシーンはストーンズとのマッチアップではなかったが、いずれにしてもシティからゴールを奪っている。

 試合後にポープは、「みんなに返信できなくてごめん。僕が完全に間違っていたということだけ言いたいんだ。シーズン40ゴールなんて言ったけど……むしろシーズン50ゴールだね」と笑顔の顔文字をつけてツイート。ただのビッグマウスではなかったことをピッチで証明し満足している様子だ。

【了】

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