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香川真司 11年前

“消化試合モード”で敗れたマンU 次節以降も読めない香川の起用法

5日に行われたプレミアリーグ第36節、マンチェスター・ユナイテッド対チェルシーの一戦は0-1でアウェイのチェルシーが勝利した。ユナイテッドはメンバーを入れ替え、香川真司も出場しなかった。

text by 斎藤史隆 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

メンバーの入れ替えは優勝メダルのため?

 5日に行われたマンチェスター・ユナイテッド対チェルシー戦の結果は試合前から決まっていたかもしれない。

“消化試合モード”で敗れたマンU 次節以降も読めない香川の起用法
香川は2試合連続でベンチ入りだけに終わった【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 ユナイテッドの先発には予想外のメンバーも名を連ねた。代表格はGKリンデゴーアとMFアンデルソン。既に優勝も決まり、消化試合になっていたことを考えれば無理もない。ファーガソン監督も試合前の地元放送局とのインタビューで理由を説明した。

「アンデルソンやクレバリーは最近、試合に出場できていなかった。10試合に出場すれば優勝メダルももらうことができる」

 リンデゴーアの今季の出場はチェルシー戦前で8試合。残り2試合に出場すれば、優勝メダルが授与される。ファーガソン監督の「親心」だったかどうは別問題として、「完全な消化試合モード」になっていたのは明らか。その後の90分はそれを証明する時間にすぎなかった。

 ファン・ペルシー、ギグス、バレンシアの3トップ気味にしたユナイテッドだったが、序盤からチェルシーに中盤の主導権を握られた。前半の後半になって、両サイドを使った攻撃でチャンスをつくったが、ゴールは生まれない。逆にCL出場権が懸かるチェルシーは勝利を狙って、トーレスを投入するなどして攻勢を強めていった。

 87分、チェルシーはカウンターから攻め、マタのシュートがジョーンズのオウンゴールとなって決勝点。ユナイテッドは終了直前にラファエウがダビド・ルイスへのラフプレーで一発退場も受けて試合は終わった。

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