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アーセナルを変えたアルテタ監督の名采配。なぜ選手交代なしで逆転できたのか?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第17節、アーセナル対ウェストハムが現地時間26日に行われ、3-1でホームチームが勝利している。昨季のアーセナルは先制をされると、試合をひっくり返すことができないチームだったが、今節は後半に3ゴールを奪い見事に逆転勝利を収めて見せた。どのようにして試合に流れを自分たちに引き寄せたのだろうか。(文:安洋一郎)


アーセナルがウェストハム相手に逆転勝利

【写真:Getty Images】

 アーセナルはカタールワールドカップで大打撃を食らってしまった。

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 今季リーグ戦で全試合に先発出場していた絶対的エース、ガブリエウ・ジェズスが膝を負傷してしまい、およそ3ヶ月間の離脱が決定している。その結果、トップチームに所属する本職ストライカーの選手はエディ・エンケティアしかいない状況になってしまった。

 そうした状況で迎えたワールドカップ明け初戦のウェストハム戦では、アウェイチームのカウンター狙いの戦術がハマり、22分に少ないボールタッチ数でボックス内までの侵入を許してPKを献上。これをしっかりと決められた上に、アーセナルはオフサイドでノーゴールとなったシーンを含めていくつかあったチャンスを決めきることができず、前半を0-1で折り返した。

 昨季までのアーセナルだったら、このままズルズルと尾を引いて勝つことは難しかったかもしれない。それでも首位チームは後半に3点を奪い、逆転勝利を収めている。

 なぜアーセナルは後半に試合をひっくり返すことができたのだろうか。

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