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【写真：Getty Images】

久保建英獲得に動くのは？

　スペイン・ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英の獲得に、名門アトレティコ・マドリードが関心を示しているようだ。スペインメディア『ELNACIONAL.CAT』は8日に、アトレティコが久保獲得に動く可能性について伝えている。

　今季リーグ戦28試合に出場して5ゴールを記録している久保。英メディア『TEAM TALK』は2日に、リバプール、トッテナム、バイエルン・ミュンヘンなどが久保獲得に関心を示していると伝えた。もっとも、イングランドやドイツの名門だけではなく、アトレティコも久保獲得を検討しているようだ。

　同メディアは、「久保の将来は予想外の方向へ向かうかもしれない。今季は素晴らしいシーズンを送っているが、今後もソシエダに在籍し続けるかは保証されていないだろう。プレミアにも彼を狙っているクラブはあるが、リーガからも新しい可能性が浮上している。アトレティコだ」と前置きし、なぜ久保獲得に関心を示しているのか、その理由について次のように述べている。

「クラブに近い情報筋によれば、シメオネ監督は、MFアントワーヌ・グリーズマンが来夏に退団することを決断した場合の優先候補として久保の名前を挙げているという。指揮官は日本代表選手の多才さ、テクニック、そして相手を崩す能力を特に高く評価している。ウイング、あるいはストライカーの後ろでもプレーすることができ、その多才さは、攻撃陣に厳しい要求をする監督のシステムに適合するだろう。また、すでにスペインのリーグに精通しており、適応期間を必要としない。優勝を狙うチームにとって不可欠の存在だ」

　『ELNACIONAL.CAT』は、「久保にとっても幸せだろう。来季UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）に出場するクラブであり、国内および国際タイトルを争うチャンスを得られる」と、リーガを離れずに移籍できることから、久保にとっても魅力的な移籍になることを強調した。

　スペインメディア『MUND DEPORTIVO』は、3月27日にグリーズマンが26年末までとなるクラブとの契約を満了する意向だと報じた。仮に、同選手が移籍を決断した場合、アトレティコは今夏の移籍市場で久保獲得に動くかもしれない。