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レアル・マドリード、タイトル獲得の可能性が一つ消滅

　UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）準々決勝2ndレグ、レアル・マドリード対アーセナルの試合が現地時間16日に行われ、レアルは1-2の敗戦を喫した。この結果を踏まえ、今季のレアルはCL優勝候補と思える瞬間が少なかったと、米メディア『ESPN』が16日に報じている。

　レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、キリアン・エムバペやロドリゴ、ヴィニシウス・ジュニオールなどを先発起用。13分には相手にPKのチャンスを与えてしまうが、アーセナルのブカヨ・サカが蹴ったボールをレアルのGKティボ・クルトゥワがセーブしてピンチを凌いだ。それでも65分、サカに先制点を決められてしまう。67分にレアルのヴィニシウスが同点弾を叩き込んだが、後半アディショナルタイムにはアーセナルのガブリエウ・マルティネッリに勝ち越しゴールを許し、レアルは1-2で敗れた。この結果、2戦合計1-5でレアルは敗退している。

　CL連覇の夢が潰えたことにより、レアルはタイトル獲得の可能性を一つ失った。同メディアは「CL敗退は大きな痛手」としながらも「レアルのシーズンは、まだ終わったわけではない。ラ・リーガでは残り7試合で首位バルセロナと勝ち点4差。しかも、直接対決となるクラシコも控えている。そして、4月26日にはコパ・デル・レイ決勝で再びバルセロナと対戦する」と伝え、「この結果に思い悩む暇はない」との見解を示している。無冠で終わらせないようにするためにもレアルは即座に気持ちを切り替える必要がありそうだ。