マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
2024/25シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)こそ無敗で決勝に進出したが、リーグ戦では歴史的な低迷を余儀なくされた。復活を遂げるにはスカッドの刷新が必須の状況にある。今回は、チームの状況的に今夏にも去る可能性がある選手をピックアップして紹介する。※成績は11日時点の『transfermarkt』を参照。今夏で契約満了の選手は対象外
FW:マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月31日
今季リーグ成績:15試合4得点1アシスト
誰も数年前までマーカス・ラッシュフォードが放出候補に挙げられることは予想していなかっただろう。
エリック・テン・ハフが指揮を執っていた今季序盤戦までは戦力として計算されていたが、昨年11月にルベン・アモリムが監督に就任すると、状況が一変。タスクが多い[3-4-2-1]のシャドーとして起用するには戦術理解力やプレーの持続性の部分が追いついておらず、練習態度の悪さも含めて構想外となっていた。
冬の移籍市場でアストン・ヴィラにローン移籍すると、マンチェスター・ユナイテッド時代に比べてタスクが限定されたことで徐々に輝きを取り戻す。特に単騎でシュートにまで持ち込めるカウンター時の存在感は抜群で、加入してからの公式戦17試合で4得点6アシストと多くのゴールに絡んだ。
この復活劇を踏まえても、アモリムとの冷え切った関係を修復することは不可能だろう。アストン・ヴィラが4000万ポンド(約76億円)の買い取りオプションを行使しなければ再び移籍先を探す必要がある。
スペイン『ムンド・デポルティーボ』によると、ラッシュフォードはバルセロナへの移籍を希望しているとのこと。現在は兄が彼の代理人を務めているが、著名な代理人であるピニ・ザハヴィと手を組む可能性があるそうだ。その能力の高さは今季後半戦に証明しており、今夏の移籍の目玉になるかもしれない。