バルセロナ最新ニュース
欧州主要リーグの2024/25シーズンも終了し、各クラブは早くも来季に向けた準備に動き出している。今季、国内2冠を達成したバルセロナは、果たしてどのような移籍期間を過ごすのだろうか。今回は、バルセロナの放出候補をピックアップし、気になる新天地などを紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:ロナルド・アラウホ(ウルグアイ代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年3月7日
24/25リーグ戦成績:12試合1得点1アシスト
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ロナルド・アラウホにとって、2024/25シーズンは苦難と葛藤に満ちたものとなった。かつてバルセロナの守備の要として称賛を集めた男は、今やミスの連鎖によって居場所を失いつつある。
192cmの長身ながらスピードにも恵まれているアラウホは、エルネスト・バルベルデ政権時の2019/20シーズンにトップチームデビューを果たした。以後、ロナルド・クーマン氏やシャビ・エルナンデス氏の下でも主力の座を射止め、2023年7月には第3キャプテンに就任。“ブラウグラナ”(バルセロナの愛称)での存在感を強めていった。
だが、アラウホへの風向きが変わったのは2023/24シーズンだった。現地時間2024年4月16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのパリ・サンジェルマン戦で一発退場となり、チームの大会敗退の要因に。同僚のイルカイ・ギュンドアンから苦言を受けるほどのお粗末なパフォーマンスだった。
ハンジ・フリック監督が新指揮官になった今季、アラウホはさらなる逆風に晒された。シーズン前に右ハムストリング腱を断裂して長期離脱を強いられたのは痛手だったが、深い位置で守ることを好むアラウホのスタイルは、極端なハイライン戦術でサッカー界を席巻したフリック・バルサにそもそも合わなかった。
今年の5月6日に行われたCL準決勝セカンドレグのインテル戦では再びミスを犯し、“クレ”(バルセロナファンの愛称)からの反感を買ったのも記憶に新しい。“退団への扉”はかつてないほどに開かれており、アラウホの動向に注目が集まっている。