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　ペナルティーキック（PK）は試合の結果を左右することが多い。決めれば得点したチームが優位に立ち、逆にピンチを防いだ側には勢いが生まれる。今回は、2024/25シーズンの欧州リーグが終了したタイミングで、最もPKを獲得したチームをランキング形式で紹介する。※データは『transfermarkt』を参照。並んだ場合の順位はサイトに準拠

5位：オリンピック・マルセイユ（フランス）

【写真：Getty Images】

今季リーグ成績：20勝5分9敗（2位）
PK獲得数：10回

　5位には、今季からロベルト・デ・ゼルビが指揮を執っているオリンピック・マルセイユがランクインした。

　昨シーズンにリーグ戦を8位で終えていたことで、今シーズンは欧州カップ戦がなかったフランスの名門は1年間を通してリーグ戦に専念することが可能に。UEFAチャンピオンズリーグ（CL）を制覇したパリ・サンジェルマンが別格の存在であったことは間違いないが、デ・ゼルビ率いるチームもシーズン途中まで無敗で、最終的には2位でフィニッシュした。

　イタリア人指揮官が志向するアタッキングなフットボールと個性豊かな選手たちとのキャラクターの相性が良く、前シーズンと比較をすると、52ゴールから大幅増の74ゴールを記録。攻撃の試行回数が増える関係もあってか、PKの獲得数も伸びた。昨シーズンの4回から今季は10回へと増えている。

　マルセイユにはウイングに強力なアタッカーたちが多く、質的優位を活かしたサイド攻撃の破壊力は抜群。アドリアン・ラビオのような神出鬼没な選手も効果的で、相手チームからするとかなり守りづらいチームだろう。

　チーム最多となる2回のPKを獲得したメイソン・グリーンウッドがキッカーを務めており、10回中9回のペナルティーキックを彼が蹴っている。2回の失敗があったものの7ゴールをPKから決めており、総合でリーグ得点王となる21得点を記録した。