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フォーカス 6か月前

的中したのは!? 24/25プレミアリーグ順位予想の答え合わせ【16~20位】屈辱的な結果に終わったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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 2024/25シーズンのプレミアリーグは優勝したリバプールこそ独走だったが、近年で最も競争力の高いリーグだったと言えるかもしれない。それぞれのクラブが激動の1年間を過ごした。今回は、今季の開幕前に公開した順位予想の記事と照らし合わせて、各チームのシーズンを総括する。今回は、16〜20位でフィニッシュしたチームを紹介する。(文:安洋一郎)

20位:サウサンプトン

サウサンプトン
【写真:Getty Images】

24/25リーグ戦成績:2勝6分30敗(勝ち点12)
開幕前予想順位:19位

 開幕前に19位と予想をしていたサウサンプトンが20位でのフィニッシュを果たした。

 第31節終了時というプレミアリーグ史上最速で降格を決めたセインツからすると、今季は思い出したくもない1年間となってしまった。

 最終的に勝ち点「12」でのフィニッシュとなったことで、2007/08シーズンにダービー・カウンティが記録したワースト記録の「11」を更新することは免れたが、それでも2勝6分30敗での2部降格は屈辱以外の言葉が見つからない。

 得点数「26」、失点数「86」、PK献上数「9」、失点に直結したミスの数「19」は、いずれもダントツのワースト。これだけ最低の数字を叩き出しながらプレミアリーグに残留できるはずもなく、今季を通して降格圏にいなかったのは開幕2試合のみ。ただ、これも最少失点での連敗だったことによる16位で、ほとんど最下位だった。

 悲惨な結果を招いた理由は『日本人選手への影響は? サウサンプトンの“大崩壊”が起きた深い理由。歴史的低迷の予兆は最初からあった』というコラムにも書いた通り、現場とフロントのどちらにも深刻な課題を抱えていたことが原因だ。

 降格を受け入れた中で、クラブは新たな方向に動き始めている。今年2月にテクニカル・ディレクター(TD)に就任したヨハネス・スポース氏の下で再建が始まっており、来季に向けてウィル・スティルを新監督に招聘。この圧倒的な最下位でチームの膿を出し切って、新指揮官の下での新たなチーム作りに期待したい。

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