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トニ・クロース氏の現役時代のゴールに再脚光

　FIFAワールドカップ（W杯）の公式『X』は23日、「トニ・クロースは2018年のこの日に素晴らしいプレーを披露した」と記し、元ドイツ代表MFクロース氏が2018年のW杯で挙げたスーパーゴールの動画を投稿した。その得点はまさにドイツを救った圧巻の一発だった。

　前回大会覇者のドイツが初戦でまさかの敗戦を喫して迎えたスウェーデンとの第2戦。勝ち点「3」が必要なドイツだったが、32分に失点を許し、先手を奪われる。それでも48分にはマルコ・ロイスがネットを揺らし、同点に追いつく。

　そして迎えた後半アディショナルタイム5分にクロースが魅せる。ボックス左脇の位置で獲得したFKのキッカーを務めた背番号「8」は、少しずらしてから得意の右足を一振り。綺麗な弾道のシュートは、見事にゴール右隅に吸い込まれた。クロースの勝負強さとキック精度が光った美しい直接FK弾だった。このゴールで逆転に成功したドイツは、2-1で勝利。勝ち点「3」を手にした。

　しかし、ヨアヒム・レーヴ監督率いるディフェンディングチャンピオンは、第3戦の韓国戦で0-2の敗戦。グループ最下位で大会を後にした。