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欧州の2024/25シーズンはパリ・サンジェルマンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初制覇で幕を閉じた。例年以上に激動となった1年間で最も価値を伸ばしたチームはどこなのか。今回は、24/25シーズンの1年間で最も市場価値が上昇したクラブをランキング形式で紹介する。※市場価値は『transfermarkt』を参照。2024年9月1日以降の上昇額で計算
10位:ゲンク(ベルギー)

【写真:Getty Images】
市場価値:1億4500万ユーロ(約232億円)
上昇額:6800万ユーロ(約108.8億円)
10位には、多数の有望株が在籍するベルギーの強豪ゲンクがランクインした。
かつてヴィッセル神戸でも監督を務めたトルステン・フィンクが指揮を執っており、彼の下で多くの若手が才能の芽を出している。
その代表格が今年3月に17歳でギリシャ代表デビューを果たしたMFコンスタンティノス・カレツァスだ。細かいタッチでスルスルと狭いスペースを抜けていくドリブルのセンスは抜群であり、すでに名だたるビッグクラブが獲得に乗り出しているとされている。彼1人だけで、開幕から1600万ユーロ(約25.6億円)の市場価値アップをみせた。
他にもリーグ得点王に輝いたナイジェリア代表FWトル・アロコダレやリーグ最多となるキーパスを記録したU-21ベルギー代表FWヤルネ・ステウカースら多数の有望株が在籍している。
ゲンクはこれまでにティボー・クルトワやケビン・デ・ブライネ、カリドゥ・クリバリ、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチら多数の世界的タレントを輩出した育成の名門で知られ、彼らの背中を追いかける若手選手の台頭がトップ10入りに繋がったと考えられる。