FIFAクラブワールドカップ2025　最新ニュース

ジェルソンの意地の一発

　CRフラメンゴは現地時間29日、FIFAクラブワールドカップ2025（CWC）ラウンド16でバイエルン・ミュンヘンと対戦し、2-4で敗れた。しかし、反撃の狼煙を挙げるゴールとなったMFジェルソンが奪った得点は、名手GKマヌエル・ノイアーが触ることさえできない強烈な一発だった。

　グループDを首位通過したフラメンゴは、決勝トーナメント1回戦でバイエルンと対戦。元ブラジル代表DFフェリペ・ルイスが監督を務めるチームは、6分にオウンゴールで先制を許すと、3分後にはハリー・ケインに追加点を浴び、2点のリードを許す。それでも、リオデジャネイロに本拠地を置くチームは、33分に1点を返す。

　ルイス・アラウージョの低い弾道のクロスは、 ジョルジャン・デ・アラスカエタには収まらなかったものの、このボールに反応した背番号「8」が得意の左足を迷わず振り抜く。ジャストミートした強烈なシュートは、見事にゴール天井に突き刺さった。チームに勢いをもたらす主将の気持ちのこもった豪快な一発だった。

　1点差に詰め寄ったブラジルの名門だったが、41分にレオン・ゴレツカにミドルシュートを沈められ、1-3で後半へ。55分にはジョルジーニョがPKを決めて、再び1点差にしたものの、73分にケインにこの試合2点目を許し、万事休す。2-4でバイエルンに敗れたフラメンゴは、ベスト16で大会を後にした。