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「病的な自撮り愛好家」事故死したリバプールFWジョッタ、葬儀に殺到したファンが写真撮影をして警察が墓地を閉鎖する事態に

text by 編集部 photo by Getty Images

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急逝したリバプールFWディオゴ・ジョタ

【写真:Getty Images】

無礼なファンの行為を問題視

 イングランド・プレミアリーグのリバプールは3日に、リバプールのポルトガル代表FWディオゴ・ジョタが交通事故で亡くなったことを発表した。28歳だった。英メディア『Mirror』は5日に、ジョッタの母国であるポルトガルでリバプールの選手たちも参加した葬儀が行われたことを伝えている。

 

 ジョッタと弟のアンドレ・シルバは、3日にスペイン北西部サモラ近郊で交通事故に遭った。昨季のジョッタは、リーグ戦26試合に出場して6ゴール3アシストを記録。5年ぶりとなるリバプールのリーグ制覇に大きく貢献した。

 同メディアは、「交通事故で悲劇的な結末を迎えた兄弟は、ポルトガルのポルトの近郊にある教会に埋葬された」と前置きし、「この感動的な追悼式には、サッカー界から数十名の有名人が参列した。リバプールのチームメイトらに加えて、多くのポルトガル代表選手も参列している」と、ジョッタとともにプレーした選手たちが葬儀に参列したことを伝えている。

 そして、「選手の家族が参列した非常に感情的な葬儀は、その後問題が発生するまで丁重に執り行われた」と述べた上で、「兄弟の埋葬が終わった直後、墓地は再び一般公開された。しかし、その後すぐに『病的で無礼な自撮り愛好家たち』が入り込み、墓の前で写真撮影を始めたため、警察は再び墓地を閉鎖した」と、殺到したファンたちが起こした問題行動を報じた。

 また、数百人のファンが集まり、大半の人々は敬意を持って葬儀を見守っていたと言及したが、一般公開されると警察が対応しなければならない事態に陥ったことを伝えている。

 ポルトガルメディア『A BOLA』は、ポルトガル代表でともにプレーしたクリスティアーノ・ロナウドが葬儀を欠席したこと、その理由はロナウドが出席することによってファンが殺到し、兄弟への追悼に悪影響を及ぼすことを恐れていたためであることを伝えていた。

 ロナウドが恐れていたように、残念ながら心ないファンたちによって警察が動く事態となってしまったようだ。

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