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Jリーグクラブが世界的な選手を獲得するハードルは高いが、無所属の選手であれば話は別。移籍金がかからないため、アンドレス・イニエスタのような大物を迎えられるケースもある。そこで今回は、今夏の移籍期間においてJクラブに推薦したい、現在フリーの大物選手を紹介する。※情報は7月14日時点、成績は『transfermarkt』を参照
DF:冨安健洋(日本代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年11月5日
前所属:アーセナル(イングランド)
24/25リーグ成績:1試合0得点0アシスト
7月4日に冨安健洋は、アーセナルとの契約を双方合意の上で解除。現在は無所属の状態が続いている。
26歳のDFにとって2024/25シーズンは悪夢のような1年間だった。度重なる怪我の影響で、プレミアリーグでは第7節のサウサンプトン戦が唯一の出場に。2月には自身2度目となる膝の手術を行い、長期離脱が確定していた。
このタイミングでの契約解除は、来夏に行われるFIFAワールドカップ(W杯)を意識したものだそうだ。
『The Athletic』によると、冨安は10月まで日本でリハビリを行い、再びピッチで戦うために身体を整えることを最優先としているとのこと。仮にアーセナルに残留していた場合は、熾烈なポジション争いが予想され、競争力と強度の高いプレミアリーグでコンディションを整えるのは難しかったかもしれない。
仮にコンディションを最優先とするのであれば、日本のクラブとW杯までを目安に契約する可能性もゼロではないだろう。過去には小野伸二が2006年のドイツW杯前、中村俊輔が2010年の南アフリカW杯前にJリーグ復帰を決断した前例もある。果たして日本の守備の要は、どのような選択を下すのだろうか。