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【写真:Getty Images】
チームの仕上がりについて語ったアルネ・スロット監督
30日、明治安田ワールドチャレンジでリバプールは横浜F・マリノスに3-1で勝利した。新シーズンを目前に控えたリバプールのアルネ・スロット監督が、プレシーズンマッチを終えてチームの現状を分析した。アジアツアーでの収穫と課題を糧に、スロット監督は2週間後に迫る新たなシーズンへ向けて着実に準備を進めている。
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リバプールのアルネ・スロット監督は、プレシーズンマッチを振り返り、チームの現状と今後の課題について語った。
この日の試合は、前半をスコアレスで折り返したが、55分に加藤蓮のパスに抜け出した植中朝日が左足を振り、マリノスが先制した。しかし62分、相手のパスをカットしたカーティス・ジョーンズがカウンターを発動させると、最後はフロリアン・ヴィルツが仕留めて同点に追いついた。
スロット監督は試合後、「今日の試合は非常に良い経験になりました。相手がシーズン中で強度の高いプレーをしてくれたことで、私たちも大きなプレッシャーを感じながら競い合うことができました」と手応えを口にした。
特に、交代選手の活躍には大きな収穫があったという。逆転ゴールを決めた18歳のトレイ・ニョニや、試合終盤にハーフウェーライン付近からドリブルを開始し、3点目のゴールを奪った16歳のリオ・ングモハなど若い力の躍動が目立った。
「ベンチから出てきた選手たちが試合の流れを変えてくれたことは、チームの底上げにつながります。リオ(・ングモハ)選手だけでなく、多くの若手がエネルギーをもたらしてくれました」
一方で課題も明確だという。
「決定機でのゴールを確実に決めることと、1点のリードを奪われた後に試合の流れを自分たちでしっかりコントロールする力を高める必要があります。ただ、今回は暑さの影響もあって調子が上がらなかった部分もあるかもしれません」
スロット監督は、これから始まるシーズンに向けて準備を進める中で、今回のプレシーズンマッチがチームの強化に大きく寄与したと感じている。
新シーズンの開幕を目前に控え、課題を一つずつ克服しながら、リバプールをさらなる高みへと導く覚悟だ。
(取材:加藤健一、文:編集部)
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