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記憶から消したい…。バルセロナ、最悪の補強ランキング1〜5位。期待を裏切ったのは?

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたバルセロナだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金を払って、あるいは高い期待値をもって獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

5位:ヴィトール・ロケ(ブラジル代表)

バルセロナFWヴィトール・ロケ

【写真:Getty Images】

生年月日:2005年2月28日
移籍金:3000万ユーロ(約48億円)
在籍期間:2024年冬~2025年冬
クラブ通算成績:16試合2得点0アシスト

 ブラジルでプレーする若い神童が、キャリアの早い段階で欧州の強豪に移籍する例は多い。ライバルクラブの話にはなるが、ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴも10代でレアル・マドリードに加入している。

 一方で、2024年冬に18歳でアトレチコ・パラナエンセからバルセロナに移籍したヴィトール・ロケは、大きな期待を背負いながらもあっという間に構想外となってしまった。

 当初は2024/25シーズンから合流する予定だったが、予定よりも半年早めてチームに加入。合流してから間もないオサスナ戦では、途中出場から69秒後にジョアン・カンセロのアウトサイドのクロスを頭で合わせて決勝ゴールを決めた。

 上々のデビューを飾ったかと思われたロケだったが、半年間で先発の機会はわずか2回と出場機会に恵まれなかった。

 半年後の2024年夏にハンジ・フリックが新監督に就任すると、まさかの構想外に。チームが財政的な問題を抱えていたことから給与を浮かせるために、レアル・ベティスへのローン移籍が決定した。
 
 その半年後にはローン移籍の契約を打ち切り、母国ブラジルのパルメイラスへの完全移籍が発表された。

 放出時の移籍金は2550万ユーロ(約40.8億円)と大損をしたわけではないが、期待の神童をたったの半年間のみで見限るという意味では“最悪の移籍”と言えるだろう。

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