レアル・マドリード最新ニュース
これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたレアル・マドリードだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金や高い期待値を受けて獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
5位:アントニオ・カッサーノ(元イタリア代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1982年7月12日
移籍金:550万ユーロ(約8億8000万円)
在籍期間:2006年冬~2008年夏
クラブ通算成績:29試合4得点3アシスト
バーリのアカデミーから17歳の若さでトップチームデビューを果たしたアントニオ・カッサーノは、2001年夏にファビオ・カペッロが監督を務めるローマへと移籍している。
ローマでは03/04シーズンにリーグ戦14ゴール9アシストを記録するなど、フランチェスコ・トッティらと共に攻撃の主軸として躍動した。
ただ、同選手は「悪童」と呼ばれるほど、定期的にチーム首脳陣との間で問題を起こしており、ローマでもたびたび監督と衝突していた。
そのため、カッサーノにまつわる移籍の噂は絶えず、05/06シーズンは試合出場が激減。同シーズン途中にレアル・マドリードへ加入することになるが、移籍金は550万ユーロ(約8億8000万円)に過ぎなかった。
冬加入となったカッサーノは、怪物・ロナウドやロビーニョといった強力攻撃陣の控えとして、1年目はリーグ戦12試合に出場。初のスタメン出場となったアトレティコ・マドリード戦では1得点1アシストをマークするなど、少ない出場時間でも存在感を見せていた。
そして、銀河系軍団の一員として迎えた2006年夏には、カッサーノに追い風が吹くこととなる。
ローマ時代の恩師であるカペッロがマドリーの指揮官となったのだ。ロナウドの退団やフォーメーション変更もあり、カッサーノの出場機会は増加していくと考えられた。
だが、カッサーノはこのスター街道を踏み外すこととなる。
ある試合後のロッカールームでのカペッロを侮辱する発言で監督の怒りを買い、トップチームから外される事態を招いたのだ。
この関係は同選手がマドリーを去るまで修復されることは無く、2007年夏にサンプドリアへとレンタル移籍、翌夏に放出となっている。
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