これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたマンチェスター・シティだが、そのすべてが成功しているわけではない。大きな期待をもって獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
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1位:バンジャマン・メンディ(元フランス代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1994年7月17日
移籍金:5750万ユーロ(約92億円)
在籍期間:2017年夏~2023年夏
クラブ通算成績:75試合2得点12アシスト
マンチェスター・シティからすると、バンジャマン・メンディの獲得は“悪夢”でしかなかった。
2016/17シーズンにモナコのリーグ・アン制覇に大きく貢献した左SBは、2017年夏に5750万ユーロ(約92億円)という高額な移籍金でジョゼップ・グアルディオラ監督のチームに加入した。
しかし、1シーズン目に膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負うと、負傷に泣かされる日々が続いた。
プレミアリーグで最も試合に出場できたのが2019/20シーズンの19試合と稼働率が悪く、細かい怪我を含めると16度も離脱を繰り返したそうだ。
ピッチ上で貢献できなかっただけでなく、素行面にも大きな問題を抱えていた。ペップ・グアルディオラ監督からはSNSの利用について何度も苦言を呈されている。
素行の問題は深刻なSNS依存に留まらず、2021年8月には複数の性的暴行疑惑の容疑で起訴された。
裁判の判決が出るまでは出場停止処分を受け、これによって完全な構想外に。2023年1月に行われた裁判で無罪の判決となったが、2021/22シーズン開幕戦を最後に水色のユニフォームを着ることはなかった。
2023年夏に契約満了に伴いマンチェスター・シティを退団し、母国フランスのロリアンでキャリアを再スタートさせた。
なお、2025年冬に加入したスイスのチューリッヒを半年で退団しており、現在は無所属の状況が続いている。
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