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記憶から消したい…。チェルシー、最悪の補強ランキング1〜5位。期待を裏切ったのは?

シリーズ:最悪の補強ランキング text by photo by Getty Images

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 これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたチェルシーだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金を払い、高い期待値をもって獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。補強策として失敗に終わった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

5位:ティエムエ・バカヨコ(元フランス代表)

チェルシーMFティエムエ・バカヨコ

【写真:Getty Images】

生年月日:1994年8月17日
移籍金:4000万ユーロ(約64億円)
在籍期間:2017年夏~2023年夏
クラブ通算成績:43試合3得点3アシスト

 

「彼はリーグ・アンでのタイトル獲得やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での豊富な経験があり、我々のチームにかなりのクオリティを加えてくれると信じている」

 2017年当時、チェルシーでテクニカル・ディレクターを務めていたマイケル・エメナロ氏は、ティエムエ・バカヨコを獲得した際に期待を込めて上記のコメントを残していた。

 しかし、結果はわずか1年で構想外になる大失敗補強に終わった。

 加入初年度の2017/18シーズンはアントニオ・コンテ監督の下でレギュラーに定着し、公式戦43試合に出場した。

 だが、プレミアリーグへの適応に苦戦し、シーズンを通しての安定感には欠けた。大きく評価を下げるキッカケとなったのが1-4の大敗を喫した第26節ワトフォード戦での退場劇で、この試合以降は序列を落としている。

 シーズン終了後にCL出場権を逃したことでコンテが解任され、マウリツィオ・サッリが新監督に就任すると構想外に。イタリア人指揮官は球際での強さが持ち味のバカヨコではなく、ナポリから同じタイミングで移籍したジョルジーニョを重宝したことで、フランス人MFの居場所は1年でなくなった。

 その後はミランや古巣モナコ、ナポリなど、毎シーズンのようにローン移籍を繰り返したが、チェルシー加入前から懸念されていた怪我の多さなどもネックとなり完全移籍で放出することができず。

 2023年夏に契約満了で退団し、スタッド・レンヌのアカデミー時代の恩師であるレジス・ル・ブリ(現サンダーランド監督)が率いるロリアンにフリートランスファーで移籍した。

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