ACミラン 最新ニュース
これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたミランだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金を払い、高い期待値をもって獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。補強策として失敗に終わった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
5位:エメルソン・ロイヤル(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年1月14日
移籍金:1500万ユーロ(約24億円)
在籍期間:2024年夏~2025年夏
クラブ通算成績:26試合0得点0アシスト
ミランにとって2024/25シーズンは大失敗の1年間に終わった。
セリエAでは低迷が続いて8位でフィニッシュ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は決勝トーナメント進出をかけたプレーオフでフェイエノールトに敗れ、翌シーズンの欧州カップ戦出場権を懸けたコッパ・イタリア決勝でもボローニャに敗れた。
この失意の1年間の原因の1つとなったのが監督人事と補強の失敗だ。特に夏に獲得した選手は大きく期待を裏切る結果に終わっている。
その中でもワースト補強だったのが、トッテナム・ホットスパーから1500万ユーロ(約24億円)の移籍金で加入していたエメルソン・ロイヤルだ。
同選手は、主将のダビデ・カラブリアの低調なパフォーマンス、アレッサンドロ・フロレンツィの負傷、ピエール・カルルの戦力外もあって、クラブの補強ポイントだった右SBに即戦力として迎えられた。
しかし、結果は期待を大きく裏切るものに。スパーズ時代からも指摘されていたクオリティ不足が攻守に露呈。特にクロス精度の低さは、右サイドからの攻撃停滞の一因となり、加入から半年足らずで放出候補に挙げられた。
1月22日に行われたジローナとのCLでふくらはぎを痛めると、この試合を最後にミランのユニフォームを着て試合に出場することはなかった。
2025年夏に加入時を大きく下回る900万ユーロ(約14.4億円)の移籍金でフラメンゴに放出されている。