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ルイス・ディアスのドリブルが凄い

　バイエルン・ミュンヘンは現地時間12日、プレシーズンマッチでグラスホッパー・クラブ・チューリッヒ（スイス1部）と対戦し、2-1で勝利を収めた。この試合では、惜しくも得点には繋がらなかったものの、今夏にリバプールから加入したFWルイス・ディアスが圧巻の独走ドリブルを披露した。

　ハリー・ケインやヨシュア・キミッヒ、ミカエル・オリーズなどをベンチに置き、若手や控え選手主体のメンバーがスタメンに名を連ねたバイエルン。試合は、17歳のレナート・カールが21分に先制点を挙げると、18歳のジョナ・ダニエル・クシ＝アサレも6分後にゴールネットを揺らし、2点のリードを得る。それでも51分に失点し、1点差に。

　すると62分には、ヴァンサン・コンパニ監督が、ケインやキミッヒ、オリーズら新シーズンの主力を担うと考えられる選手らを一気に投入。ルイス・ディアスも左ウイングでピッチに入った。

　そして迎えた82分、28歳のウインガーが見せ場を作る。自陣深い位置での相手のロングスローのこぼれ球を拾ったルイス・ディアスはドリブルを開始する。強引に相手選手2人の間を割って入ると、そのまま相手選手を引き連れたままボックス付近まで前進。最後は振り切って、シュートコースを作り出すと、右足を振り抜く。惜しくもシュートは、GKに阻まれてしまい、ゴールとはならなかった。しかし、自陣からたった一人だけでゴールに迫った圧巻のプレーだった。

　その後、スコアは動かずに試合は終了。2-1でバイエルンがグラスホッパーを下した。プレミアリーグからブンデスリーガに活躍の場を移したルイス・ディアス。新天地でのプレーに注目だ。