リバプール最新ニュース
いよいよ2025/26シーズンが開幕となるイングランド・プレミアリーグ。開幕までに総額2億9368万ユーロ(約470億円)の移籍金を費やしての大型補強を敢行したリバプールは、シーズン序盤をどのようなメンバーで戦うのだろうか。新加入選手も考慮して予想スタメンを紹介する。※情報は8月14日時点。リーグ戦成績は『transfermarkt』参照。
ゴールキーパー
【写真:Getty Images】
GK:アリソン・ベッカー(ブラジル代表)
生年月日:1992年10月2日
24/25リーグ成績:28試合29失点
2025/26シーズンもアリソン・ベッカーがリバプールのゴールマウスを守ることになるだろう。
コンディションさえ万全であればその実力に疑いの余地はない。リバプール移籍後のセーブ率は常に70%を上回っており、セービングにおける安定感は抜群。特に強いのが1対1における対応だ。最後まで面を作ってコースを切ることで、至近距離から相手のシュートを身体のどこかに当てて防ぐシーンが多く見られる。
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝したパリ・サンジェルマンと決勝トーナメント1回戦で対戦した際には、2試合で16セーブを記録しながら1失点に防ぐという圧倒的なパフォーマンスを披露。彼のビッグセーブが何度もリバプールを救ってきた。
一方で懸念があるとすれば、過去2シーズン続けて負傷離脱していること。特にハムストリングの怪我が多く、通年稼働が連続して出来ていない点は不安材料である。
ただ、正守護神の離脱が致命傷にならないのがリバプールのチーム作りの特徴でもある。昨季まではクィービーン・ケレハー(今夏にブレントフォードに移籍)が代役以上の活躍を披露し、今季からは昨夏に獲得していたギオルギ・ママルダシュヴィリが2番手に控える。
開幕時点ではアリソンが継続して正GKを務めるだろうが、ラ・リーガ屈指のシュートストッパーだったジョージア代表GKもサブで落ち着く器ではない。彼らによるハイレベルなポジション争いがよりリバプールを強くするだろう。