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記憶から消したい…。バルセロナ、最悪の補強ランキング4位。怖さが半減…。メッシの脇役になり消える

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたバルセロナだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金を払って、あるいは高い期待値をもって獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

4位:アントワーヌ・グリーズマン(元フランス代表)

バルセロナFWアントワーヌ・グリーズマン
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年3月21日
移籍金:1億2000万ユーロ(約192億円)
在籍期間:2019年夏~2023年夏
クラブ通算成績:102試合35得点17アシスト

 アントワーヌ・グリーズマンもバルセロナで本領を発揮することができなかった選手の1人だ。

 2014年夏に加入したアトレティコ・マドリードでは初年度から中心メンバーとなったグリーズマンは、リーグ戦では5シーズン連続で2桁ゴールを達成。得点だけでなく、チャンスメイクでも特別な能力を発揮し、世界有数のアタッカーへと成長していた。

 そんなフランス代表のアタッカーに対して早い段階から獲得に乗り出していたバルセロナは、2019年夏にアトレティコ・マドリードが設定していた1億2000万ユーロ(約192億円)の契約解除条項を満額支払って獲得に成功。移籍金はフィリペ・コウチーニョとウスマン・デンベレに次ぐクラブ史上3位となる高額移籍となった。

 新たな攻撃の核となることが期待されたが、当時のバルセロナはリオネル・メッシが絶対的な存在として君臨していた。

 そのため、グリーズマンが攻撃の中心だったアトレティコ・マドリード時代とは異なり脇役に徹することが増え、プレーエリアも得意の右サイドではなく、左サイドが中心となった。

 在籍した2シーズンで公式戦102試合35得点17アシストとまずまずの結果を残したが、アトレティコ・マドリード時代と比較すると得点関与は大幅に減少している。

 加入から2年後の2021年夏にはローン移籍という形で古巣に復帰し、2023年夏に獲得時の移籍金を大幅に下回る2200万ユーロ(約35.2億円)で放出を余儀なくされた。

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【了】

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