【写真:Getty Images】
アトレティコの変則FK弾
ラ・リーガ開幕節、RCDエスパニョール対アトレティコ・マドリードの試合が現地時間17日に行われた。試合はアトレティコが1-2の逆転負けを喫している。スペインメディア『MARCA』は17日に、この試合でアトレティコが披露した変則的なフリーキックからのゴールについて伝えた。
今夏の移籍市場では、FWティアゴ・アルマダやMFアレックス・バエナ、DFダヴィド・ハンツコなど、合計7人の選手を獲得したアトレティコ。チームを率いるディエゴ・シメオネ監督は、5人の新加入選手を先発に起用して開幕戦に臨んだ。
同メディアが注目したのは、37分にフリーキックからFWフリアン・アルバレスがゴールを決めたシーンだ。キックの直前に、壁の後ろに立ったDFロビン・ル・ノルマンが相手GKの方を向いて手を振ることで、キッカーのアルバレスから注意を逸らそうとする様子を見せた。
その後、アルバレスがフリーキックから直接ゴールを決めて、アトレティコが先制に成功している。同メディアは、「フリーキックのチャンスで、シメオネ監督の相手GKを翻弄する新しいトリックが、アルバレスの完璧なゴールを生んだ」と、ル・ノルマンの動きは意図的なものだった可能性が高いと指摘した。
そして、「アルゼンチン代表選手の印象的なフリーキックでは、ル・ノルマンがエスパニョールのGKマルコ・ドミトロヴィッチを悩ませていた。この戦略は今後も続くのだろうか」と、アトレティコの新たなフリーキック戦術について報じている。
今季のアトレティコは、チームの代名詞となっている堅い守備だけではなく、フリーキックのチャンスで選手たちがどのような動きを見せるのかにも注目だ。