プレミアリーグ第2節、アーセナル対リーズ・ユナイテッドの試合が現地時間23日に行われ、ホームチームが5-0で勝利を飾った。スコア以上に両チームの完成度には隔たりがあり、プレミアリーグの優勝候補と昇格組の間には簡単には埋まらないあらゆる「差」があった。（文：安洋一郎）※データは『Sofascore』を参照

アーセナルがリーズに5-0の完勝

【写真：Getty Images】

　これがプレミアリーグの優勝候補と昇格組の間にある「差」なのだろうか。

　苦しみながらもマンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦を勝利で飾ったアーセナルは、第2節で同じく白星スタートの昇格組リーズ・ユナイテッドと対戦。終わってみれば5-0の大勝と、ホームチームが昨季のチャンピオンシップ（イングランド2部相当）優勝チームにプレミアリーグの洗礼を浴びせた試合となった。

　試合は完全なワンサイドゲームに。両チームを通して最初に決定機を迎えたのは、コーナーキックから惜しいシュートを放ったリーズだった。しかし、この20分の場面を最後にアウェイチームは一度もシュートを打てないまま試合終了のホイッスルを迎えている。

　一方のアーセナルは開幕戦に続いて得意のコーナーキックから先制すると、新たな得点源として期待される新加入FWヴィクトル・ギェケレシュが得意の裏抜けからの豪快なフィニッシュで移籍後初ゴールを記録。

　後半には15歳のマックス・ダウマンや新加入DFクリスティアン・モスケラもアーセナルでの公式戦デビューを果たし、スタンドから“新10番“エベレチ・エゼも見守る中で最高の結果を手にした。

　ほぼ全ての局面でアーセナルが上回った一方で、リーズからすると成す術なしの大敗だった。

　なぜこれほどまで大差がつくゲームとなったのだろうか。