【写真:Getty Images】
ヴィニシウスが挑発的なジェスチャーで物議を醸す
スペイン・ラ・リーガ第2節、レアル・オビエド対レアル・マドリードの試合が現地時間24日に行われ、マドリーが3-0で勝利した。スペインメディア『ELDESMARQUE』は25日に、マドリーに所属するFWヴィニシウス・ジュニオールが、オビエドサポーターに対して行った挑発的なジェスチャーについて報じている。
63分、FWロドリゴに代わりピッチに立ったヴィニシウス。83分には、エムバペのゴールをアシストする活躍を見せた。また、後半アディショナルタイムにはダメ押しとなる3点目を決めて、チームの勝利に貢献している。
しかし、現地で注目されているのはこの試合におけるヴィニシウスの振る舞いだ。同メディアは、「ヴィニシウスのサッカーの才能を疑う者はいない。しかし、彼のジェスチャーや振る舞いは依然として議論の的となっている」と前置きし、次のように述べている。
「ベンチから出場しアシストとゴールを決めてチームを牽引したが、相手サポーターに対してかなり失礼な表情を見せた。(3点目を決めた後に)スタジアムに詰めかけたレアル・オビエドのファンに向かって歩いて行き、2本指を立てた。さらに、指を下に向けるジェスチャーをしており、2部リーグへの降格を願う瞬間がカメラに捉えられている」
また、「エムバペが2点目を決めた瞬間にはブーイングが浴びせられた。(スタンドから)ボトルが飛んできていたが、審判はヴィニシウスに対してその場から離れるように繰り返し要求していた。ヴィニシウスは大袈裟に手を振り審判に近づいたが、エムバペは彼の口を塞ぎ、チームメイトも彼に(ジェスチャーを)止めるように繰り返し言葉をかけている」と、ヴィニシウスが試合を通して不満げな様子だったことを伝えている。
そして、「スペインのサッカーファンの大多数とヴィニシウスの対立が新たに始まった(ただしこれは最後ではない)」と、今回のヴィニシウスの行動が引き金となり、今後新たな問題が生じる可能性があると指摘した。