ニコ・パスが凄い
コモ1907は現地時間24日、セリエA第1節で本拠地「スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャ」にSSラツィオを迎え、2-0の勝利を収めた。この試合では、アルゼンチン代表MFニコ・パスが1ゴール1アシストの大活躍。得点に結びついた両方のプレーは、まさに圧巻だった。
昇格1年目となった昨シーズンは、リーグ戦を10位で終えたコモ。昨季を上回る結果を目指すセスク・ファブレガス監督率いるチームは、開幕戦でマウリツィオ・サッリ監督が復帰したラツィオと対戦した。
試合が動いたのは47分、背番号「10」の個人技からホームチームが先制に成功する。今夏にレアル・マドリードから加入したCBのハコボ・ラモンのパスを自陣で受けたニコ・パスが、鮮やかなターンで相手選手を交わすと、ハーフライン付近からスルーパス。絶妙なパスに抜け出したアナスタシオス・ドゥヴィカスが仕留めて、コモが先制に成功する。
さらに73分、再び20歳のレフティーが魅せる。ゴール正面左の位置でFKを獲得したホームチーム。キッカーを務めたニコ・パスが、得意の左足を振り抜くと、スピードとコース共に完璧な美しいシュートは、ゴール左上に突き刺さった。相手GKが触ることさえできない鮮やかな一発だった。
このゴールで1点を追加したコモは2-0で勝利。見事に白星スタートを切った。マドリーから加入して1年目のシーズンとなった24/25シーズンは、リーグ戦35試合に出場し、6ゴール9アシストと結果を残したニコ・パス。今季も開幕戦から圧倒的なパフォーマンスを披露した。
