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「固執しすぎるのも良くない」三笘薫が持つ持論。プレミアリーグで培った個と戦術のバランス「知らない方が負荷がかかって成長する場合もある」

text by 編集部 photo by Getty Images
ブライトンMF三笘薫

【写真:Getty Images】

プレミアリーグでプレーする二人が考える戦術の重要性

 世界最高峰と称されるプレミアリーグで戦うリバプールの遠藤航とブライトンの三笘薫が、『PUMA JAPAN』の公式YouTubeにおける対談シリーズに登場。彼らは海外でのあらゆる経験を通じ、プレーの精度だけでなく、戦術理解や瞬時の判断力を研ぎ澄ませてきた。最先端の戦術が交錯する舞台で、二人は何を吸収し、どう自らの武器へと変えてきたのか

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 リバプールのアルネ・スロット監督、ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督。異なるクラブを率いる両者に共通するのは、明確で徹底した戦術の落とし込み方だ。

 遠藤航は「プレシーズンに時間をかけてやりたい戦術を共有し、同じことをひたすら繰り返す。ある程度落ち着いてからはプラスアルファで色をつけていった」と語る。三苫薫も「相手によってプレスや攻撃の配置を変える。連戦では2日ほどで落とし込むこともある」と明かす。

 2人が戦術の重要性を強く意識するようになったのは、海外での経験だという。遠藤はドイツで、三笘はベルギーやイングランドで、試合準備やディテールの差が勝敗を分ける現実を学んだ。

 ただし、戦術理解にはバランスが必要である。三笘は「知るに越したことはないが、固執しすぎるのも良くない。知らない方が負荷がかかって成長する場合もある」と持論を語る。

 戦術は個を制約するためだけにあるのではない。相手の戦術を打ち破るために生まれ、進化してきた。その中で個が輝く瞬間をつくるのもまた、戦術の役割である。遠藤と三笘は、その最前線で日々アップデートを続けている。

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