田中聡が2ゴール
サンフレッチェ広島は27日、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会の準々決勝で名古屋グランパスと対戦し、4-2で快勝。ベスト4進出を決めた。この試合では、田中聡が前半だけで2ゴールを奪う大活躍。中でも自身2点目となるゴールは、チームで崩した完璧なゴールだった。
広島が名古屋の本拠地「豊田スタジアム」に乗り込んだ一戦。立ち上がりから主導権を握ったアウェイチームは5分、右サイドの崩しから田中がゴールを奪い、先制に成功する。
さらに19分には背番号「14」が、再び右サイドの崩しからゴールネットを揺らす。最終ラインの塩谷司が、中野就斗とジャーメイン良を交えたパスワークから2列目を突破し、ボックス手前まで侵入すると、背後に飛び出した田中へ丁寧なラストパス。これを23歳のMFが右足のダイレクトで沈め、チームに追加点をもたらした。見事なパスワークから決めた鮮やかな得点だった。
勢いが止まらない広島は、42分にも中島洋太朗がPKを沈めると、48分には中野就斗にも得点が生まれ、大量4点のリードを得る。54分と82分には失点を許したものの、4-2の圧勝。準決勝へと駒を進めた。
