【写真:Getty Images】
圧巻の個人技からゴール
スペイン・ラ・リーガ第3節、レアル・マドリード対マジョルカの試合が現地時間30日に行われ、マドリーが2-1の逆転勝利を果たした。この試合では、マドリーに所属するサッカーブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、圧巻の個人技から逆転ゴールを奪う活躍を見せた。
開幕から2連勝で勢いに乗るマドリーは、ホームに1分1敗とまだ今季白星のないマジョルカを迎えた。チームを率いるシャビ・アロンソ監督は、DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、MFオーレリアン・チュアメニ、FWキリアン・エムバペなどを先発に起用。なお、前節ベンチスタートだったヴィニシウスは先発に復帰している。
開始早々に決定機を迎えたマドリーだったが、エムバペがネットを揺らした一撃はVARで取り消されてしまう。すると、ピンチを乗り切ったマジョルカが18分にスコアを動かした。左コーナーキックのチャンスから、FWムリキがゴールを決めてマドリーが1点を追いかける展開となる。
迎えた37分、マドリーもコーナーキックのチャンスを得ると、MFアルダ・ギュレルがヘディングでネットを揺らし、追いつくことに成功した。直後の38分、ヴィニシウスが圧巻のプレーを魅せる。
MFフェデリコ・バルベルデがボールを奪い、前方にいたヴィニシウスへとつける。パスを受けたヴィニシウスはピッチ中央付近からドリブルを開始。スピードに乗って相手ペナルティエリア前までボールを運ぶことに成功すると、細かいフェイントで対峙したDFを翻弄し、豪快に左足を振り抜いた。ヴィニシウスの放ったシュートは、相手の股下を抜いてゴール右隅に突き刺さっている。鮮やかな個人技からフィニッシュまで持ち込んだ、ヴィニシウスの個の力を示すファインゴールだ。
逆転に成功したマドリーはリードを守りきり、マジョルカに2-1で勝利している。開幕3連勝を飾ったマドリーは、代表ウィーク明けの14日にアウェイでレアル・ソシエダと対戦する予定だ。