【写真：Getty Images】

完璧なシュートブロック

　スペイン・ラ・リーガ第3節、レアル・マドリード対マジョルカの試合が現地時間30日に行われ、マドリーが2-1の逆転勝利を果たした。この試合では、マドリーに所属するDFアルバロ・フェルナンデス・カレーラスがスーパーブロックで失点を防ぎ、チームに勝ち点3をもたらす活躍を見せている。

　シャビ・アロンソ新監督のもとで開幕から2連勝を飾り、徐々に勢いに乗りつつあるマドリー。指揮官は、DFトレント・アレクサンダー＝アーノルド、MFフェデリコ・バルベルデ、MFアルダ・ギュレル、FWキリアン・エムバペらを先発に起用した。

　試合開始からボールを保持してチャンスを作ったマドリーだが、マジョルカが先にスコアを動かすことに成功する。コーナーキックのチャンスをFWムリキがものにして、マドリーが1点を追いかける展開となってしまった。

　迎えた37分、マドリーもセットプレーからMFアルダ・ギュレルがゴールを決めて1-1とする。さらに直後の38分には、カウンターからFWヴィニシウス・ジュニオールが個人技で勝ち越しゴールを決めた。

　2-1とリードして迎えた64分、マドリーがこの試合で最大のピンチを迎える。左サイドでボールを組み立てたマジョルカは、ゴール前のムリキめがけてクロスを送った。ムリキはうまくボールを収めることに成功するとシュートに持ち込む。これはGKティボー・クルトワが弾いたものの、こぼれ球に対してMFサムエル・コスタがダイレクトでボレーシュートに持ち込んだ。

　このシュートに対してカレーラスが素早く反応する。コスタがシュートを打つ前からがら空きとなっていたゴールに向けて動き出し、懸命に足を伸ばしてブロックすることに成功した。チームに勝ち点3をもたらした、カレーラスによるスーパーブロックだ。このディフェンスによってマドリーは最大のピンチを乗り切り、1点のリードを守って2-1で勝利した。

　開幕3連勝を成し遂げたマドリーは、代表ウィーク明けの14日にアウェイでレアル・ソシエダと対戦する。