サッカー日本代表は現地時間6日、国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-0のドローに終わった。日本代表を率いる森保一監督が試合後に会見に臨み、メキシコ代表と互角に渡り合い、チャンスも作れていたことに手応えを感じつつも、勝敗に関しては悔しさを滲ませた。

森保一監督は悔しさと手応えを語る

　森保監督は今回のアメリカ遠征の位置付けに関して「来年のワールドカップ本大会までに、どれだけチームを仕上げられるかということを考えて、選手起用であったり、戦術的なことも実践していたのかなと思っていますので、まだまだ準備というか、ターゲットはW杯です」とコメントした。

　本大会前に来年のW杯の開催地の1つであるアメリカで過ごせたことには「オークランドでこの1週間準備をさせて頂き、非常にいい街だなと思っています。我々スタッフは日本国内から来て、まだまだ日本は暑く、湿度もあることから、涼しい環境で非常に快適に過ごせました」と話している。

　FIFAランキングで上位の相手に対してゴールを脅かし、無失点で終え、「全体的に勝てた内容であったかなと思いますが、局面、局面での戦いという部分では選手個々がよく頑張ってくれて、勝利していてもおかしくない内容だったかなと思います」と悔しさを表しながらも、手応えを感じている。

　それでも「相手の強固な守備の部分では、もっとクオリティを上げてシュートの本数を増やし、ゴールネットを揺らせるように、さらにチーム力を上げていかなければいけないかなと思っています」と述べた。

（取材：加藤健一、文・構成：編集部）

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