サッカー日本代表は、現地時間6日に国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。FIFAランキングで日本の17位よりも上回る13位のメキシコ代表を相手に互角に渡り合ったが、1点が遠かった。シャドーで先発出場を果たした久保建英はゲームを振り返り、およそ9か月後に迫った2026FIFAワールドカップ(W杯)への道筋を思い描いた。
サッカー日本代表、久保建英が口にした手応え
【写真:Getty Images】
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「こっちの方が強かったと思うんで、そこは良かったです。もっとメキシコ相手に苦しい展開になる可能性もあった中で、ほぼ苦しいシーンなく、ビルドアップも僕らの方がクオリティ高かったですし。引き分けてしまったことは残念かもしれないですけど、内容見てたら問題ないなと思います」
試合全体をこのように総括した久保だが、「前半もコンディション良くなくて。ちょっとゆるい雰囲気だったのかわかんないですけど、スタジアム自体もサッカーっていう感じでもなくて、入りが良くなかったなっていうのがありました」と個人としての出来についても触れた。
チームとしては後半に南野拓実の決定機があったが、久保自身も惜しいシュートがいくつかあった。ゴールこそ奪えなかったが、メキシコ相手に主導権を握ることができたのは収穫でもある。
「点を決める、決めない関係なくて、押し込んだ展開が多かった。引き分けた分際で何言ってんのって話ですけど、僕らがたぶん強いと思う。そうなると勝っておきたかったなとは思いますけど、上を目指していく上ではメキシコと互角以上でやれているのは順当な結果なのかなと思います」
今回のアメリカ遠征は、来年に迫ったW杯に向けて開催国であるアメリカの環境下でプレーできる、いわば予行演習でもある。日本代表はこのあと中2日でアメリカ代表と対戦し、この遠征を締めくくるが、久保はW杯への道をしっかりと見据えている。
「オリンピックのグループリーグで圧勝して大事な試合で負けているので、そういったことにならないようにしっかり気をつけつつ、(W杯では)結構強度がある国もあると思います。ここから次アメリカ、ブラジル、パラグアイとっていうふうにいろんな国でやって、いろんなところとどう戦うか。この相手でもやれるというのは(W杯でも)たぶん半分くらいの国とやれる。10月のブラジル戦で同じことができるのかは、逆にきょうできちゃったので興味が出てきました」と手応えを口にしていた。
(取材:加藤健一、文・構成:編集部)
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