サッカー日本代表は、現地時間9月9日に国際親善試合でアメリカ代表と対戦し、0-2で敗れた。シャドーとして先発出場した伊東純也は、去年1月のAFCアジアカップカタール大会以来、およそ1年8か月ぶりに代表戦でのフル出場を果たし、相手ゴールに迫るなど躍動した。
伊東純也が怪我明けはじめてのフル出場
【写真:編集部】
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「メンバーが全員変わって、フレッシュなメンバーで若い選手が多くて、絶対難しくなるだろうなと思ったんですけど、入りは良くて、チャンスも作れていた。相手が余裕を持つまでは自分たちのペースでできたなと思いますけど、1点目を入れられてしまったのがすべてかなと思います」
メキシコ代表戦から中2日で臨んだこの試合、森保一監督は先発11人を入れ替えた。誰が出ても機能し、勝てるようにとチーム全体の底上げを図る狙いだったが、攻守の連係不足もあり、2失点を許す完敗だった。
「いつもやってるメンバーだとわかってる部分はありますけど、新しく入ってきたメンバーでまだすり合わせてないところとか、多少はあるかなと思います」と上手くいかなかった点を反省しつつ、「いつも出てないメンバーはチャンスだと思いますし、こういうところで結果を出していかないと、今出てるメンバーを追い抜いていけないんじゃないかなとは個人的には思います」とチームの底上げを促すコメントも残した。
昨シーズン終盤に負傷した左足首が懸念される中、怪我明け初めてフル出場できたことは伊東にとって明るい材料だが、前半に迎えた決定機を決め切ることはできなかった。チームはこのアメリカ遠征2試合を終えて無得点となっている。
「決定力っていう部分はずっと日本の課題だと思いますし、最後は個人の質になってくると思う。きょうも自分が決めれた場面とかありますけど、決めれるチャンスをしっかり決めれる選手が出てこないといけないなと思います」と自分に言い聞かせているようでもあった。
今後は10月にパラグアイ代表やブラジル代表といった強豪国との対戦が控えているが、「きょうも少し痛みありましたけど、やっとほぼほぼ動けるようになった。ここから良い準備ができていければいいかなと。まずはチームに帰って、結果を残して、また10月に戻ってこれるようにチームで頑張りたいなと思います」とまずは目の前の戦いにあたるつもりだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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