スウェーデンメディア『Score90』は9日に、アジアサッカーのベストイレブンを公式SNSで発表した。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は10日に、ベストイレブンの選出基準について疑問を呈している。
疑問の残る選出?
【写真:Getty Images】
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『Score90』が発表したアジアのベストイレブンでは、サッカー日本代表からMF遠藤航、MF田中碧、DF冨安健洋、DF伊藤洋輝など合計7名の選手が選ばれた。一方で、韓国代表はDFキム・ミンジェ、MFイ・ガンイン、そしてFWソン・フンミンの3人が選出されている。
同メディアは、「アジアのベストイレブンで韓国はたった3人、日本はなんと7人だ」と前置きし、次のように述べた。
「『Score90』が選定したアジアベストイレブンは、日本代表選手が中心となった。前線と中盤に関しては、異論を唱えるのは難しいだろう。遠藤がリヴァプールでほとんど出場できていないという点だけが指摘できる程度だ。田中(リーズ・ユナイテッド)も最近は存在感を発揮している。しかし、まだトップリーグでの実力が証明されていないという問題がある」
また、「選出基準について若干疑わしい部分がある。論点は守備陣だ。キム・ミンジェとアブドゥコディル・フサノフの選出に疑いはないが、左右のサイドバックが現在プレーできていない日本代表の選手だけで構成されたというのは疑問が残るポイントだ。伊藤は、バイエルンに移籍する前はブンデスリーガでもトップクラスだったが、移籍した後は怪我に苦しんでいる」と、伊藤が選出されたことに不満を示している。
そして、「冨安の選出は伊藤よりもひどい。継続的な負傷によってアーセナルから放出された。負傷から回復した後にどのようなパフォーマンスを示すかもわからない中で、アジア最高のサイドバックと評価するには無理がある。GKに鈴木彩艶の名前があがるのは妥当だ」と指摘しつつ、「日本の選手たちがヨーロッパに数多く進出しており、アジア最強が日本であることを否定するのは難しい。今回の選定においては日本代表選手を過度に評価しすぎたという印象を受ける。しかし、日本の選手が高評価されているというのは別の問題として、名前の上がる韓国代表の選手が存在しないというのも事実だ」と、言葉を続けている。