イタリア・セリエA第3節、ユヴェントス対インテルの試合が現地時間13日に行われた。試合は4-3でユヴェントスが勝利している。この試合では、途中出場したMFヴァシリエ・アジッチが後半アディショナルタイムに豪快なミドルシュートを決めて、チームを勝利に導いた。
スーパーゴールでダービーを制したユヴェントス
【写真:Getty Images】
代表ウィーク明けに行われたユヴェントスとインテルによる“イタリアダービー”。ユヴェントスを率いるイゴール・トゥドール監督は、MFマヌエル・ロカテッリ、MFトゥーン・コープマイネルス、MFケナン・ユルディズらを先発に起用した。
14分、コーナーキックの流れからDFロイド・ケリーがゴールを決めて、ホームチームが先制する。しかし、30分にはMFハカン・チャルハノールの同点ゴールでユヴェントスは追いつかれてしまった。その後、38分にユルディズ、65分に再びチャルハノールが得点を記録するなど、両チームともに一歩も譲らない展開が続く。
76分には、FWマルクス・テュラムのゴールでインテルが勝ち越しに成功するも、82分にMFケフレン・テュラム・ユリアンが同点弾を決めてリードを許さない。試合はそのまま終了するかと思われたが、後半アディショナルタイムにアジッチがスコアを動かした。
ペナルティエリア手前で攻撃を組み立てていたユヴェントスは、相手DFの前のスペースに陣取っていたDFジョナサン・デイヴィッドがアジッチへとパスを通す。デイヴィッドからのパスを受けたアジッチは、ワンタッチでボールの位置を調整すると勢いよく右足を振り抜いた。アジッチの豪快なミドルシュートは、GKヤン・ゾマーも止めることができずにネットを揺らしている。
アジッチのスーパーゴールで勝ち越したユヴェントスが、4-3で“イタリアダービー”を制する形となった。