フェイエノールトに所属する27歳の日本代表FW上田綺世が好調を維持している。同クラブを率いるロビン・ファン・ペルシ監督が絶賛し、さらに同選手を獲得したアルネ・スロット氏（現リバプール監督）の功績を称えた。また、28歳の日本代表DF渡辺剛にも言及したと、オランダメディア『フェイエノールト・ピングス』が15日に報じている。

上田綺世、渡辺剛の加入が好調要因の一つ？

　スロット氏がフェイエノールトを率いていた2023年8月に、上田はベルギー1部のサークル・ブルッヘから移籍してきた。加入初年度はベンチスタートが多かったものの、シーズン後半には3戦連続ゴールを決める活躍を見せている。翌年にはスロット氏がリバプールへ移り、複数の監督交代があった末に、ファン・ペルシ監督が2025年2月に就任している。

　そして、上田は今季開幕戦から初ゴールを決めるなどして公式戦6試合で4得点決めていた。それでも実力を疑問視されることもあるが、ファン・ペルシ監督は同選手を信頼し続けている。

　米メディア『ESPN』のインタビューに応じたファン・ペルシ監督は上田について「アルネの目は確かだったね。細部にまで気を配る鋭い洞察力を持っているが、それは我々全員も既に分かっていたことだ。上田は今年最高のプレシーズンを過ごした。あそこでフィットし、すべてが良くなった。ターンや切り返し、高い強度でのプレスが向上して、プレー全体がそれに伴い引き上げられたんだ。サッカー面の成長はその延長線上にある」と答えた。さらに、今夏ベルギー1部のKAAヘントから渡辺を獲得したことで「上田にとって、それはまるでご褒美のようなものだ。二人の連携は本当に素晴らしい。上田がプレーに自信を持てている理由の一つでもあるだろう」と述べている。

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