サンフレッチェ広島は16日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・リーグステージ第1節で、メルボルン・シティFCと対戦し、2-0の勝利を収めた。この一戦では、中島洋太朗が貴重な追加点をマーク。その得点は、中野就斗の完璧クロスから生まれたものだった。
中島洋太朗が追加点
昨シーズンの明治安田J1リーグを2位でフィニッシュし、ACLEの出場権を得た広島。第1節では、金森健志がプレーするメルボルン・シティとのアウェイゲームに臨んだ。
アウェイチームは、ボールを保持するものの、前半は得点を奪えずに後半へ。すると50分、ボックス内に抜け出したマルコス・ジュニオールが倒されて、PKを獲得。これを自ら背番号「10」が沈めて、広島が均衡を破る。
そして81分には、鮮やかな得点が生まれる。中野就斗が自陣右サイドから加藤陸次樹に縦パスを送る。そのまま中野が、アンダーラップで加藤を追い越して、深い位置まで侵入すると、右足でゴール前に折り返す。質の高いクロスを中島が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。中野の長い距離を走ってからの高精度クロスを中島が決め切った鮮やかな得点だった。
このまま試合を終わらせた広島が、2-0で快勝。前半終了間際に担架で運ばれて途中交代した木下康介と、得点の際に頭を負傷し、そのままピッチを後にした中島の状態が心配されるものの、初戦できっちりと勝ち点「3」を手にした。
