27歳の日本代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッドにとって、プレミアリーグ残留を目指すことは単なる目標ではないようだ。経営難に陥っている中でチャンピオンシップ(英2部)に再び降格すれば死活問題に直面すると、英メディア『リーズ・プレス』が17日に報じている。
田中碧、チーム状況次第で移籍もあり得る?
リーズは2022/23シーズンまでプレミアリーグにいたが、19位に終わったことで英2部へ落ちた。そして、1年での復帰を目指した最初のシーズンは3位でフィニッシュし、多額の負債を抱えたことで主力の売却を余儀なくされることになる。幸いにも新たに補強した田中や、トッテナムからの期限付き移籍で獲得したイスラエル代表MFマノル・ソロモンなどが活躍し、昨季は優勝と昇格を成し遂げることに成功した。
ただ、リーズの試練はまだ続いている。またチャンピオンシップに戻ることになれば、主力の大量流出は避けられないだろう。
同メディアによると「ボーンマスとブレントフォードは、昨年の大半を通じて田中を追いかけてきた。もし、リーズが今季降格すれば、彼は真っ先に引き抜かれる選手の一人になるかもしれない」という。続けて「英2部に逆戻りとなれば、経営陣の計画に大きな打撃を与える。PSR(財務健全性規則)の影響で田中を含む主力を手放さざるを得なくなる可能性が高い」との見解を示した。4試合を終えた段階で16位に沈んでいるが、ここから巻き返しを図りたいところだろう。
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